サクラ咲け!!41歳、妊活リスタート。43歳、高齢出産!

40歳から不妊治療を開始し、2度の稽留流産を経て、43歳で出産。45歳の今、1歳男児の育児中です。

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切なすぎる、自分で決断した移植キャンセル

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「うーん、どうしましょうか」って⁈ えっ、まさか先生に判断を委ねられるとは思わなかった。前に書いたとおり、今周期は初めての不正出血があったけど、それは数日前に止まっていた。

sanchan22.hatenablog.com

この日、内膜は部分的に薄い箇所もあるけど、十分な厚さの箇所もあるという状況になっていた。そこで先生が口にしたコメントを整理しておくと…

移植推しのコメント
・次の採卵も視野に入れているなら、可能性がある限り、どんどん移植をこなして早く先に進むという考え方もアリです。
・この状態でも、内膜の厚い部分に付けば、着床できます。
キャンセル推しのコメント
・出血が止まったものの、まだ子宮は茶オリがあって綺麗ではないので、万全の体制とは言えません。
・着地の場所が悪いと、卵が良くても着床できない状態です。
 
ダンナさんにでも相談できるといいけど、その場で即決を求められる。一瞬、迷った。11月には42歳になってしまう。仕事の忙しいなか、今日までずっと3度目の移植に期待して、仕事をやりくりして、それを目標に頑張ってきた。1日も早く前に進みたい、時間を無駄にしたくない。でも、でも、、。気づいたら、「今回は見送ります」、そう答えていた。それを聞いた先生はニッコリして、「いいと思いますよ、それで」って応えた。たぶん、「移植する」って答えても先生は同じように言ったと思う。それほど先生も、どっちの選択肢もあり得ると思っているように見えた。
今ある2個の凍結胚を大切にしたい、そういう想いだった。先生は「次の採卵も考えて」って言うけど、出来ることなら、この2個のうちに結果がほしい。ならば、移植は今じゃない、そう思いました。この判断が正しかったのかどうかはわかりません。でも、そう決めた以上は、ただただ、次の移植までに、最高の状態を作れるよう、体調を整えることに専念しようと思います。
 

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先生より婦長さんの言葉に励まされた日

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土曜のクリニックはいつも以上に混んでいます。不正出血を報告した問診時も、先生は、それはそれは忙しそうで。それでも、これまで、きっちり28日周期で生理がきていた私は、この突然の不正出血が受け止められず、先生の前で落ち込んでいた。「あの、先生、この出血は何が原因ですか?」、次の患者さんに移りたそうな先生を引き止めて尋ねてみるも、「わからない。ホルモンバランスの影響でしょう。」この回答を引き出すのが精一杯。

暗い顔のまま別の部屋に移り、婦長さんから薬を受け取ります。婦長さんもバタバタと、とっても忙しそうなんだけど、それでも、訊かずにいられなかった。「あの、このルトラール飲んだら、出血止まるでしょうか?なんで生理でもないのに、こんなに出血しちゃっているんだろう」って。そしたら婦長さんは、たくさんの患者さんが待っている待合室の方をチラッとみて、それから、私の目を見てカーテンを閉め直して、そして座ってくれた。「さんちゃん、あなた、急に痩せたでしょ。顔つきが細くなったもの」と優しく肩をたたかれた。全然痩せていなかった。それでも、涙がでそうだった。婦長さんが、親身になって、一緒に考えてくれていることが伝わって。風邪引いちゃったときの、お母さんみたいな温かさ。「3人目なの。今周期は、なぜだか、いつも出血のない人たちが、もう3人も出血してるのよ。なんでなんでしょうね。」「出血がひどいようだと、薬では止まらないかもしれないけど、ちゃんと飲んで、また診せにきてね。」
症状は何も変わらないんだけど、婦長さんと話せたことで気持ちが少し軽くなった。顔も知らない、あと2人の不正出血に悩んでる方もいるんだ。ひとりじゃない。
外に出たら、気持ちの良い青空が広がっていた。

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泣けてくる、また治療休止の大ピンチ

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神さま、これはなんのための試練ですか?春に流産して、はやる気持ちを抑えて、治療をお休みしてからようやく挑戦した2回目の移植は陰性。今度こそ、と3回目の移植に向けて準備をしていました。仕事は忙しかったけど、それでもエストラーナ貼って、ルイボスティー飲んで、鍼に通って、お灸もして。なのに、なんでですか?なんで、こんな突然、生理でもないのに真っ赤な鮮血を見せるのですか。

先日、鍼の先生は言いました。「明るい妄想だけしてください。暗い想像は厳禁」って。でも突如、3日も続けてトイレに行くたびに血をみていたら、明るい妄想が浮かびません。
昨日、内膜チェックに行ったクリニックで言われました。「内膜は十分だけど、嫌な出血です。様子を見て今回の移植はキャンセルにしましょう」と。 
ホントに全然思うように進みません。着床しない覚悟はあっても、まさか不正出血での移植キャンセルは想像もしていなかった。
「大丈夫、これなら移植できますよ。出血も止まってますから。」連休明け、先生 からその言葉が聞けることだけを妄想し、今は、今日からのルトラールで出血が止まる奇跡だけを願っています。

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不妊治療を考えている30代のあなたへ

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「今が楽しいからそれでいいの。いつか子供は欲しいんだけど、いざとなったら、不妊治療すればいいし。」、30代後半の親友はいつもそんな風に言っている。でも、あなたは、まだ知らないことがいっぱいあるよ。

「卵子の老化は治療では止められないの!」

卵子は日々老化してくの。減ってくの。いくら若作りして、外見が若くてもダメなのよ。結婚の考えられない彼とは早く別れて。
「不妊治療は時間がかかるの!」
その時は月に1回しか巡ってこないのよ。歯医者みたいに、自分の飲み会の都合に合わせて通院なんて、できないから。すべて、すべて、生理のサイクルに従うの。
「痛いこともいっぱいあるの!」
注射も痛いけど、採卵の痛みが衝撃的よ。採卵後、もう治ったと思ってタイ料理食べちゃった時の痛みなんて、死ぬかと思った。救急車呼ぼうかと思ったくらい。採卵後の刺激物は絶対NG、これ覚えておいて。
「通院と仕事の両立は至難の業なの!」
わかる?採卵のとき、毎日定時であがるときの同僚の冷たい視線。2週間くらい、毎日毎日注射を打つの。今日は残業だから、、とか許されない日々なの。
「クリニックには若い人がいっぱいいるから!」
不妊治療は40歳くらいになった時の最後の砦って思ってるでしょ。違うの、クリニックの待合室来たらわかるよ。若い人いっぱいいるんだから。検査だけでも、早くはじめて損はないから。
まだまだ伝えたいこといっぱいあるけど、今日はここまで。まだ30代のあなたに、今の日々を大事にしてほしい。不妊治療しなくて済むなら、しないで妊娠してほしい。だから、また書くね。

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看護師さんのひと言で、何もかもがうまくいくよな気がした夜

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1週間前、前回の診察の日から、ずーーーと気になっていることがあった。そう、それは、移植の数日後に4泊5日もの国内出張の予定が入っていること。先日の看護師さんとの残念なやり取りで、移植後のホルモン補充注射3回はできるだけ等間隔の日数で打つことが望ましいことは、嫌というほど知っていた。

sanchan22.hatenablog.com

うわー、ダメだ、出張のせいで、すっごいアンバランスにしか通院できない、、とカレンダーを穴の空くほど見つめてた。で、思いついた!出発直前にブスっとお尻に1本注射を打ってから、それから急いで空港に向かえば、なんとか飛行機に間に合いそう。いいぞ、いいぞ。帰りはどうだ?ダメだ、戻ってくる日は夜遅いからクリニックは閉まってる。翌日の日曜は休診ぢゃーん、大泣。2日連続して打って、5日間も空いちゃうとか、ないよなぁ。。。ん?待てよ、採卵のとき、確か日曜朝、指定の時間に行って注射打ってもらったような記憶が。それって、移植の注射も打ってくれるのかしら??そう、これが知りたかったのです。

今日、週に1度 の内膜厚さチェックの診察日で、ようやくそれが訊けました。「あの、、ずっと心配していることがありまして。」深刻な顏して切り出したら、看護師さん、ステキなスマイルで教えてくれた。「大丈夫!日曜日も注射打てますよ。その日、私が当番ですー。」だって。たったこれだけ。たったこのひと言をもらえただけで、「よーし、休日出勤してくれるアナタのために、出張のお土産、買って来ちゃうよー♪♪」って言いだしそうな、変なオッサンみたいなテンションにまで舞い上がった。こうなってくると、疎ましかった出張の日程さえも絶妙なバランスに思えてくるから不思議だわ。ツイてる、ツイてる、こんな小さなラッキー積み上げて、神さまを呼んでこよう。

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妊活中、ふと耳にする音楽にさえも励まされる。

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健康診断の結果が届きました。毎年オールAの健康優良児!!のはずが、、、開けたとたんビックリ。「胃炎」C判定の文字。同僚には「飲み過ぎでしよー」と笑われたけど、違う、違う。健康診断の2ヶ月前に流産をしたから、お酒はほとんど飲んでいなかった。同僚の前では、「仕事のストレスだー」と笑い飛ばしたけど、もしかして、自覚していた以上に、流産のストレスがあったのかもしれない。大丈夫、大丈夫と思っていたんだけど、身体から発せられたいつにない悲鳴に驚いた。身体ってスゴイ、色んな変化を繊細に感じ取ってるんだ。でも、流産しててもしてなくても、妊活している人は誰だって少なからずストレスを抱えてると思う。みんな、そのストレスを抱えたまま頑張ってるんだから、こういうの自分だけじゃない。なんて、そんなことを考えていた昼休み。聴き流していたApple Musicから流れてきたのはこんな曲でした。あ、これ、なんかニュースのエンディングで流れていたやつじゃない? 大橋トリオ?泣けてくる。。

♪♪泣きたい気持ちはこの手にしまって
誰かの為じゃない 僕らは行くからー
叫んで 転んで痛くてーためらいー、 それでも 止まらない 風になれーー♪♪

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クリニック、卒業生に出逢ったときの複雑なキモチ

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陰性の判定後は、エストラーナも止めて、ルトラールも止めて普通の人に。ここから、次の生理がなんと、待ち遠しいことか。ダンナさんは、「ここで数日違っても、なにも変わらないよー」って、そりゃ、その通りかもしれないんだけど、なんだかね、気が急いちゃう。一刻も早く前に進みたいわけですよ。結局、陰性の判定から4日目に生理が始まりました。で、いそいそと喜び勇んでクリニックへ。
いきなり受付でチラッと見えちゃった、卒業生だけがもらえるあの封筒を。あーー、これ、産院への紹介状、卒業証書だー!!そう、一度、卒業を経験してるからこそ知ってる、見覚えのあるその封筒。誰が受け取るんだろー。ソワソワと待合室を見渡す。間違いなく、この場所で一番のラッキーガール。受け取った彼女は、ものすっごい足早にクリニックを出て行った。その背中は、ここに通っていたことを一刻も早く忘れたがっているようにも見えたし、次のステージへと舞い上がっていくようにも見てとれた。
自分も4月に一度卒業したときは、先生に言われたっけ。「ここは長くいるとこじゃないよ」って。
卒業おめでとー。戻ってくんなよーー。行け、行け、そのまま、突き進めー!

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