サクラ咲け!!41歳、妊活リスタート。43歳、高齢出産!

40歳から不妊治療を開始し、2度の稽留流産を経て、43歳で出産。45歳の今、1歳男児の育児中です。

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絶望の淵

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朝から重たい空気が家じゅうに広がった。私がフライング検査をやったから。これまでに4回移植して、そのたびにフライング検査をやってきた。いつも、決まってBT5の朝。過去4回中3回、このBT5の日にうっすら陽性ラインを目にしている。4回中3回ということは、75%の確率だ。だから、結果、1度も出産までは辿り着いていないんだけど、「着床」まではできる身体なんだと自覚していた。それが、、、それが、自分史上過去最高のグレード6AAを移植した今回に限って、検査薬はまさかの「真っ白」。なんで?なんで、なんで?なんで、3BCでも着床したのに6AAが着床してないわけ?なんで?絶望感が身体中にいっぱいに広がって、気持ちがどんどん重たくなっていく感じがして、朝ごはんを食べる気も、ましてや、毎朝のヘパリン注射を打つ気持ちにもならない。こんなんだったら、何百万使って、何回採卵して、何個胚盤胞になったってダメじゃん!どこにもぶつけようのない苛立ちが生まれて、泣きたいような叫びたいような座り込みたいような。それでも、なんとか気持ちを立て直すために夫にむかって言う。「前回も朝は真っ白だったけど、夜になって見えてきたからさぁ。」、「今回は夜中に1回トイレにいっちゃったから、尿の濃度が足りなかったのかもしれないね。」夫がそれに合わせて応えてくれる、「いつもこの日に見えるラインは、見えても、すごーく薄いもんね。」と。ふたりとも知っている、すごく薄くても、陽性を示すそのラインが「有る」と「無い」とではまるで意味が違うことを。戸を開けて家を出ると、青い空が眩しすぎる感じがした。

 

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