子連れのお花見を見て感じたこと
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春、じわじわと迫ってくる焦燥感
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強い気持ちを味方につけたい
今日のニュース、見ましたか?「女優 加藤貴子が妊娠発表、出産は47歳直前に」って。うわっ、すごいなぁ、と素直に思いました。妊娠したこともすごいけど、妊娠するまで頑張り続けたその精神面に敬服。彼女は第1子のときも不妊治療して、何度も流産を経験して、44歳で出産している。その時にだって、きっと何度も心が折れそうになったことがあったと思う。それなのに、さらに歳をとって、また第2子妊娠を目指そうと決めただけでも驚いていた。そのうえ、こうして結果を出すまで頑張り続けてた。すごいわー、その強い気持ちに心底、脱帽する。
それにひきかえ、私は今月、2度目の流産を経験して、初めて、「あぁ、もうダメなのかな。」って弱気な気持ちが遠くから波みたいに少しずつ押し寄せてきた。1度目の流産をした後は、「次こそは!」という前向きな気持ちが強かったけど、2度目はそうはいかなかった。自分の卵子がいかに老化しているのか、その現実が突きつけられたような気がしてしまって。不妊治療は、お金や通院の大変さもあるけど、一番大変なのは、前向きな気持ちを保つことだよね。 一生懸命やればやるほど、結果の出ないことへの不安や焦りが増幅していくから。。
そんなわけで、背水の陣のような気持ちで、この週末に、不育症検査のできるクリニックに行ってきました。今までと違って複数の医師のいる近代的で規模の大きなクリニック。慣れない雰囲気に圧倒されちゃったけど、今の卑屈になりがちな自分には、よい刺激となりました。少しだけ続いている出血が止まり次第、ここで不育症検査を実施します。春、新しい一歩です。
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先生の優しいコトバに覚えたふたつの罪悪感
「よく我慢したね。綺麗になってるよ。」、「いっぱい血がでたでしょ。血が止まらなくなっていった時、どんな気持ちだったかすごくよくわかるよ。」
2度目の流産発覚から2週が経った今日、内診した先生が最初に言った言葉です。先生の温かい言葉に、開脚したまま、また思わず涙腺がゆるみます。
わたし:「大量に出血しました。それが出てくる時はわかるのかな、と思っていたんだけど、わからなかったんです。。」
先生:「そう。きっと血の塊に紛れていたんだと思うよ。でもね、わからなくて良かったと思うよ。」
わたし:「はい…」
先生:「この子はきっと次の妊娠を見守ってくれるから、これで区切りをつけて次に進みましょう。あと3人分の凍結胚盤胞があるんだから。」
こんな会話をしながら、罪悪感も覚えました。実は、まだ胎嚢が残っていた先週の診察時、「もうすぐ自然に出てくるから今は待つだけだよ。」と言われていたにもかかわらず、せっかちな私はその時を待ちきれずに、手術のできるクリニックを自分で探して受診していたのです。そして、手術のできるクリニックでも、手術不要との診断を受けていました。あー、先生、こんなに優しい言葉をかけてくれる先生なのに、信じきれなくてゴメンナサイ。。
「次に生理がきたら、排卵日あたりに受診してください。」そう言われてクリニックを後にして、またもうひとつの罪悪感が。そう、実は、今週末に別のクリニックの初診予約を入れているのです。今のクリニックの先生は優しいし、4回の移植で2回妊娠しているのだから、腕も悪くないに違いない。不満はない。でも、2度も連続して流産したら、さすがにいろいろ考えました。不育症の検査もしっかりできる、もう少し大きなクリニックへ行ってみるつもりです。検査だけでなく、転院までするかどうかは行ってから判断するつもりです。また、その様子は、ここで報告しようと思います。42歳、これが最後の悪あがきになるのかな、なんて思っています。
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泣かないと決めていたのに結局、泣いた。
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ありふれた日常にあこがれて
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考えてどうにかなるものではないとわかっているけど。
気持ちが落ち込んでしまって、どうしようもない。
エコーをみる先生が一瞬、沈黙した。いやな沈黙。
6w5d、胎芽が見えるはずが、胎芽は見えず。
胎嚢も12.6㎜とだいぶ小さい。
「先生、これって、、、?」
「来週、胎芽と心拍確認できれば、それで大丈夫だから。」
先生はニッコリ笑顔で、それしか言わない。
そうだよね、いまは、それ以外、なんとも言いようがないよね。
でも、後から、検索すればするほど、かなり厳しい状況ってすぐにわかる。
昨年流産したときのエコー写真に比べても、胎嚢が明らかに小さすぎるもの。
漢方の先生が言っていました。
医者から「もうダメです。」って言われたら、いくら泣いてもいい。でも、それまでは、あなたにできることは、お腹のなかの命を応援すること。もう別の命なんだから、あなたがどうにかできるものじゃないんだから、って。
信じなくちゃ。応援しなくちゃ。。
そう思うのに、なかなか心がついていかない。
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